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「爆サイ.com」 削除方法と投稿者特定を行う場合の注意点

  • 執筆者:弁護士中澤 佑一

この記事は2017年9月9日に公開した記事をベースに最新の情報を随時更新しています。最終更新2021年6月1日。

要注意! 削除依頼を出す前に必ずお読みください

不適切な削除依頼を行ったために、解決が不可能になってしまっているケースのご相談を多くいただくサイトです。 特に、犯人を調べたい場合などはご自身で削除依頼は行わず、専門の弁護士に早急にご相談ください。

爆サイ.comとは

「爆サイ.com」は「地域に特化した日本最大級のローカルコミュニティサイト!」とされる電子掲示板サービスです。

サイト運営者より月間PVが4.5億回を超えたとのプレスリリースがなされるなど、非常に多くの利用者がいるサイトです。

爆サイ.comの運営者は不明?

爆サイ.comのサイト上には運営者としての法人や個人は明記されていません。

そのせいもあってか、ネット上では爆サイの運営主体について、いろいろと噂があるようです。

しかし、削除請求や、情報開示請求の窓口は用意されており、弁護士経由で問い合わせを行えば、書類の送り先となる事務所の住所も教えてもらえます。

ネット上では、実態のない架空の団体でありきちんとした運営が行われていないかのような記載も見かけますが、私たちの感覚からすると他のサイトと比較しても適正に運用されているサイトです。

もっとも、住所が非公開となっているということで、弁護士以外が対応する場合には、若干ハードルがあるかもしれません。

爆サイで中傷があった場合の対策方法と注意点

爆サイの削除だけであれば、自分でも対応可能

爆サイ.comに対する削除請求に関しては、「削除依頼について」に記載があります。

この方式に従えば、ご自身でも削除申請は可能です。

削除だけであれば、弁護士に依頼せずとも解決できる場合も多いと思われます。

しかし、爆サイ運営側での削除可否に関する判断は年々慎重になってきており、削除を拒否されるケースも増加しているようです。削除依頼の際には、法律的な理由を正しく説明することが必要となります。

また、犯人特定まで行いたい場合には、その後のプロバイダに対する開示請求もあるため、専門の弁護士へのご依頼をお勧めいたします。

投稿者を調べたい場合には削除依頼をしてはいけない

爆サイは、投稿が削除されてしまうと、その投稿についての通信記録も同時に削除されてしまう仕様です。そのため、投稿者特定・犯人特定を行う場合には、削除依頼をしてはいけません。一度削除されてしまった投稿については、その後投稿者を調べるということは技術的に不可能になってしまいます。

投稿者を特定する場合、爆サイから通信記録の開示を受けた後に、プロバイダに対して訴訟等が必要となります。これは専門的でかつ手間もかかります。よって、投稿者の特定を希望する場合には、最初から弁護士へ相談してください。

当事務所にご依頼いただく場合の解決までの期間

当事務所にご依頼いただければ、スピード解決が可能です。
印鑑証明等をご用意いただく必要がございますが、通常のケースではご依頼から1週間程度で削除完了となります。
(全ての案件について解決をお約束するものではありません。)

また、投稿者特定についても、おおむねご依頼から6か月程度で完了いたします。

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